医療は時代によってあり方が変わる

病院とはどういう時に訪れることが多いでしょうか。以前の医療と現在の医療では少し変化があり、病院に行くこと自体も変化が訪れています。どのような変化であるのかを見てみましょう。以前は病気になったら、治療のために病院に行くということが多かったです。また自宅で民間薬や漢方などで様子を見ていたが、どうにも改善せずに最終的な手段として病院に行くということがほとんどでした。しかし現在はその病院の受診の仕方などにも変化が見られます。今は西洋医療が日本でも一般的です。病院に行くことに、股薬を飲むことに疑問を持つ人はいません。そのために誰も抵抗を持たずに病院を受診することが出来ます。また最近の病院は患者を診察して治療をすることも重点を置いて行っていますが、病気を予防するといった予防医療にも力をいれています。それは健康保険で私たちの医療費は3割負担などに押さえられていますが、その残りを支払う国はかなりの負担を強いられていますし、毎年医療費は高くなってきています。そのために医療費の削減などにも取り組んでいるのです。そして削減を実現させるためには、病気になってから治療をするのではなく、予防をまずするということに重点を置いているのです。例えば糖尿病は待ったしまうと慢性的な経過で治療もずっと必要になりますが、予防に力を入れていると、病院を定期受診することなく過ごすことが出来るので、治療費はかかりませんね。そのように医療も時代によってあり方が少しずつ変わってきているのです。また最近の社会的問題である、不妊症の治療に関するものや難病に関するものなども補助関係も徐々に拡大をしてきており、治療を受けやすい環境が整ってきていると言えるでしょう。

老人医療に関する問題

少子高齢化社会は先進各国すべてが直面している課題です。先進各国では長寿化が進行しており、医療技術の発達も手伝って、平均寿命が劇的に延びています。先進各国の中でも一際長寿化が顕著なのが日本です。医療技術も発展しており、高品質な医療施設とサービス、安心安全な医薬品が揃っています。食べ物や水、空気、社会的な環境も世界に誇れる高水準を維持しており、今後も日本人の長寿化が進むと予想されています。一方で懸念されているのが老人医療に関する問題です。長寿化自体は嬉しい出来事ですが、現代の日本は逆ピラミッド型な形で世代が構成されています。年金制度に代表される通り、ごくごく僅かな若年層が大勢の老人を支える図式になっており、いわゆる昭和の時代とは真逆の構造となっているのです。老人医療費は人口に比例し、右肩上がりの増加を続けています。また高齢者世代には特別な医療費の補助がありますので、個人がお薬代を満額負担する必要はありません。低所得者層であれば、そういった助成は必須です。しかし、富裕層や豊富に財産を貯めている老人世帯も、一律で補助がなされており、若者世代との医療費格差が非常にアンバランスになっているのです。また医療施設を些細な体調不良で受診する人々も増加しました。病院をたまり場にしている老人は昔から一定数いましたが、近年では老人世代の数が倍増しており、病院側は毎日やって来る比較的元気なお年寄りを相手するだけで精一杯になっています。更に老人世代の多くが僅かな体調不良でも医薬品を受け取る事を希望するため、国民全体のお薬代が年々上がってきているのです。そしてその負担は低賃金で働く若年層に覆いかぶさっており、リタイヤした老人は元気で病気知らず、更に負担はほとんどゼロでオーケー、対して若者はうつ病や過労に苦しみながら、負担は重い、といった世代間の不平等感が少子高齢化社会によって定着しつつあります。

高額医療の大きな負担

病院の会計で「本日のお支払いは3万円になります」と言われたら、あなたは支払うことができますか?「すみません。持ち合わせがないのでATMで引き出してきます」と言わなければならない人が大半でしょう。こんなに高額になるだなんて、いったいどれだけ検査をしたのだろう、と思うかもしれませんが、関節リウマチや膠原病で生物学的製剤を使っている人は、毎月これくらいの金額を病院の会計で支払っています。リウマトレックスなどの抗リウマチ薬を使っても病勢のコントロールが難しい場合に、早期に生物学的製剤を使うことで関節破壊を防ぐことができます。しかし、この生物学的製剤がとても高額なのです。レミケード、エンブレル、ヒュミラ、アクテムラ、オレンシアなどがありますが、いずれも3割負担で1本1万8000円から4万円ほどの金額です。会計で支払う医療費は、これらの薬代だけではありません。これに加えて、検査代やその他の薬代、診察代などが発生するために、1ヶ月の医療費は2万500円から6万円ほどになることもあります。病気そのものの大変さや苦痛よりも、医療費を支払うたびに「ああ、とんでもない大変な病気になったもんだなあ、とため息が出る」「医療費の多さがストレスになって、それが病状を悪化させているのではないかと思おう」などと、多くの人は異口同音に言います。「頑張りたい時に頑張れるように、生活の質を上げられるように」と主治医に言われて、生物学的製剤を使うことを決心したのです。しかし中途半端に働くよりは、一層のこと生活保護を受けた方が医療費の支払いも免除されるし、楽かもしれないな、と考える人も少なくありません。「何の為にこんな高価な薬を使っているのか、自分はいったい何を頑張っているのか、治療費を稼ぐために頑張りたいわけではないのに」と虚しくなるようです。
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